ウランさん(19歳・京都府)
僕には子どもの頃から今まで、ずっと憶えている不思議な記憶があります。
確か小学校二、三年の頃だったと思います。
気付くと僕は家のベットではない、妙に明るい部屋で仰向けに寝ていて、そんな僕を何かが除き込んでいる、というものです。その記憶は曖昧でその何かがどんな顔形だったのか、周りに何があったのかなど、詳細はよく覚えてません。
起きた僕は普通に自室のベットの上で、その記憶も夢だろうと思い、特に人に話すような事はありませんでした。
それから少し時が経ち、中学に入ったくらいの頃だったと思います。
名前は忘れましたが、あるテレビ番組を観ていたとき、宇宙人に攫われた事があるという人の体験談をやっていました。そして、その話は僕の夢にすごく似ていて、僕はほとんど忘れかけていたあの日の記憶を、その前の出来事と共に思い出しました。
あの日、自分の部屋で寝ていた僕はふと起き上がりました。
時刻は覚えてませんが、0時は回っていたと思います。何気なく窓の外を見ると、家の近くに青白い光が見えました。
僕の実家はかなりの田舎なので、周囲にそんなに強い光を放つようなものはありません。その光を不思議に思い、僕は夢うつつのままに家の外に出ました。するとそこには、強い光の逆光でよく見えませんでしたが、人影のようなモノが2、3立っているように見えました。
そこで僕の記憶は途絶えました。
そして、かすかに目を覚ますと先述した明るい部屋の中で、またすぐに気を失いました。気付くといつもの自分の部屋にいて、もう外は明るくなっていました。何故そのテレビを観るまでこの記憶を忘れていたのかは分かりません。
最初に語ったその明るい部屋のことも、テレビを観て思い出したその前の記憶も、全ては夢なのでしょうか。
僕は今まで、このことをあまり人には話してきませんでした。
少しでも参考になれば幸いです。