MYさん(24歳・東京都)
あれは2012~2013年秋の夜10時過ぎごろだったと思います。自宅に戻ろうと新宿から中央線に乗った時のことです。
駅のホームに向かうと、酔っぱらい風の中年のサラリーマンが並んでいました。私はあまり気にせずにその少し後ろに並び、電車に乗り込みました。ドアの脇に立って、車内に目をやると、車両の中央あたりに先ほど前に並んでいたの中年のサラリーマンが座っていました。その人は酔いすぎているのか、目の焦点が定まっておらず、何をするかわからないような雰囲気だったので、私はその人から目を離さずにいました。
暫く見ていると突然、その中年のサラリーマンの焦点が合っていなかった目がカメレオンのように動き出しました。右目と左目が違う方向に動いて辺りをぐるぐると見回していました。私は突然の動きに驚き、体が固まってしまいました。
また暫く見ていると、おでこのあたりの肌がピリピリと少しずつ捲れてきたように見えました。そして、緑色の肌らしきものが見えてきたのです。そこで「ここにいたら危ない!」と直感的に感じ、見ていられなくなり、別の車両に急いで移動しました。
周りの乗客は至って普通で、中年のサラリーマンの隣に座っていた女子高生は携帯を弄っていました。私にしか見えていなかったのでしょうか。
時々、あれは夢だったのではないかと思ったりしますが、私は今までに白昼夢を見たり、幻覚を見た経験はありません。前後の記憶もはっきりとあるので、確かに見たと思うのです。また、今となって考えると、あれは宇宙人にウォークインされた人ではないかと思いました。肌が破れて緑の肌が見えましたが、あれはレプタリアンの皮膚のようでした。