イギリスのバッキンガム大学宇宙生物学センター(Buckingham Centre for Astrobiology)によると、成層圏に漂うスペースデブリ(宇宙ゴミ)に付着した微生物に雄牛の姿をしたものが見つかった。完全に生きている生命体であるという。宇宙生物学センターは、これまでもパンスヘルミア説(地球の生命の起源は宇宙から降ってきた微生物の芽胞とする説)の実証として、微生物研究を通して、証拠をあげてきている。(INQUISTR Sept 6. 2015)
驚くべき写真だ。確かに角の生えた雄牛の顔に見える。昔、特撮ドラマ「ウルトラセブン」(1968年)に、人体に巣食う宇宙細菌ダリーという細菌怪獣(というか細菌だろう)が登場するエピソード(「悪魔の住む花」)があった。若き日の松坂慶子さんが宇宙細菌ダリーに侵されるのだが、ウルトラセブンが映画「ミクロの決死圏」ばりに、ミクロサイズになって松坂さんの体内に入り込んでダリーと戦うのだ。サイズといい、2本の触角があるところなど、なんだか似ているものを感じさせるが、もちろんまったく関係ない。
さて今回の発見は、地球外生命体の存在の重要な証拠として、非常に貴重であるといえよう。ただ、宇宙由来はいいとして、微生物が人類の起源であるとするパンスヘルミア説はそのままでは受け入れがたい。一歩間違うと、ダーウィンの進化論と同じだからだ。進化論はあくまでも一仮説にすぎない。これを金科玉条の如く信奉して、人類を唯物思想に染め上げた唯物科学や唯物教育の罪は恐ろしい。日本がUFO後進国である理由は、このためであると言って過言ではない。
アカイ★コウジ