ジョン・レノンはUFOフリークだった!?

ジョン・レノンが出会った宇宙人

 元ザ・ビートルズで、解散後もロック界のスターとして足跡を残したジョン・レノン。1980年12月8日に彼が殺害された事件は、今も鮮烈な印象が記憶の底から甦ってくる。ジョンは左翼的平和運動など思想的にも政治的にもラディカルで(後年、保守系に転じた)、麻薬不法所持で国外追放処分を受けたり、常にお騒がせ的存在だったが、スピリチュアル系でも話題性満点であった。

 日本の禅や神道に興味を示し、心霊関係の図書を買い集め、自らの運命を予知したりもした(海外メディアや出版等によれば、死後もあちこちに呼ばれて降霊しているらしい)。当然ながら、UFO(未確認飛行物体)や宇宙人にも関心を持ち、英国の伝統的UFO雑誌「フライング・ソーサー・レヴュー」(1955年に創刊。エディバラ公フィリップ殿下もご愛読)を定期購読していたらしいから、かなりなUFOフリークだったようだ。というか、ジョンはUFOや宇宙人に遭遇しているらしいのだ。

マンハッタンのど真ん中、高層マンションのテラスでUFOに遭遇

 ジョンがUFOに出くわしたのは1974年8月23日、ニューヨーク東52番街434、ペントハウスタワーBの17階の自室テラスでのことだった。当時、オノヨーコとは別れていて、アシスタント兼恋人のメイパン(May Pang、ニューヨーク生まれのチャイニーズ系アメリカ人)と、そこに暮らしていた。

 この日、ジョンは外出から帰ってテラスに出て、目の前のイーストリバーからの川風で夕涼みしていると、突然、部屋にいるメイパンにテラスに来るよう叫んだ。

 テラスに出たとたん、メイは目が釘付けになった。

「大きく円い物体が私たちに向かってきたの。円錐台みたいで、上には大きくて赤く輝くライトが1個ついていたわ」
それはニューアーク・リバティー国際空港に着陸する飛行機のランプともちがうものだった。二人は催眠術にかかったように、呆然とその物体を見ていた。

 やがてその物体が近づいてくるにつれて、底部の周囲に白い光が並んでいて、点滅していることがわかった。あまりにもたくさんの光で、うっとり見とれていると、物体は隣のビルの真上まで来ていた。その大きさはリアジェット(小型ビジネスジェット機)ほどで、何か投げるものがあれば、簡単に届きそうな距離だった。音は何も聞こえなかったとメイは言う。

 物体が消え去ったあとも、二人の興奮は冷めやらなかった。

 ジョンはこのUFO遭遇事件にひどく魅了され、別々のアルバムに収められている2つの楽曲にこのことを歌っている。

“Like a UFO you came to me, and blew away life’s misery…”
UFOのように君は私のところにやって来た。そして人生の不幸を吹き飛ばしてくれた。
(Out of the Blues, from the album Mind Games)
“There’s UFO’s over New York, and I aint too surprised…”
ニューヨークの上空にUFOがいたが、私はそんなに驚かなかった
(Nobody Told Me, from the album Milk and Honey)

 歌詞には「そんなに驚かなかった」と書いているが、いやいや、実際はかなり驚いたことだろう。地上17階のテラスから空を見上げている光景を想像するだけでも、なんだから足元がむずむずしてくる。しかも、赤や白の電飾をド派手に点滅させて、そんなにデモンストレーションしちゃっていいのかと、突っ込みたくなるようなUFOは、もうそれだけで興奮ものだろう。しかし、一体全体、この物体は何だったのだろう。

 ともかく、このケースは、ジョンとメイパンの二人が見ているという点で、客観性が保たれていて、信憑性が高いと言っていいのではないか。(つづく)

(アカイ★コウジ)

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