元カナダ国防大臣ポール・ヘリヤー氏はUFOに関する発言を積極的に繰り返しており、「G8参加国の大臣級の中で初めてUFOが実在すると発言した人物」として知られている。
「UFOは頭上を飛んでいる飛行機と同じくらいリアルだ」――これがヘリヤー氏の決まり文句だ。なぜ彼はUFOについて積極的な発言を繰り返すのか。トロントのヘリヤー氏の自宅で、インタビューを行った。(「THE FACT 異次元ファイル」より転載)

Q.あなたがUFOについて積極的に発言するようになったきっかけを教えてください。

ポール・ヘリヤー氏
ポール・ヘリヤー氏

ポール・ヘリヤー(以下ヘリヤー) 私がカナダの国防大臣だった時、UFOに関する目撃報告を受け取っていました。目撃報告の80%が自然現象、例えば他の惑星などをUFOと見間違えたケースです。その他15%から20%はUFOでした。しかし、私はそれについて何の印象も受けませんでした。なぜなら私は国防大臣として忙しかったからです。

 UFOに関心を持つようになったのは、確か12年前、カナダのオタワに住む青年がUFOに関する資料を送ってきた時でした。

 その青年は様々な資料と共に、『ザ・デイ・アフター・ロズウェル』(邦題『ペンタゴンの陰謀』絶版)という、アメリカの元情報将校フィリップ・コーソ氏が書いた本を送ってくれました。

『ザ・デイ・アフター・ロズウェル』とは、元アメリカの情報将校フィリップ・コーソ氏が死の直前に、自身が経験した極秘プロジェクトの内容を暴露した本だ。コーソ氏は、ペンタゴン(アメリカ国防総省)の陸軍研究開発局でロズウェルに墜落したUFOを解析し、その進んだ技術を転用する極秘プロジェクトに携わった。コーソ氏によると、このUFO技術転用からレーザーやコンピューターのIC(集積回路)、光ファイバー、粒子線加速器、ステルス戦闘機などが発明されたという。この本が告発するアメリカによるUFO研究隠蔽の事実が、ヘリヤー氏に大きな衝撃を与えた。

ヘリヤー 「これは一大事じゃないか。アメリカで何が起こってるんだ?宇宙人の技術転用はアメリカ国民に多大なコストを負わせている。だが、その事実は誰も知らない」――この本を読み終わって、私はそう思いました。
 同時に、私にはこの本がフィクションではないことがわかりました。なぜなら、私はこの本で言及された、アメリカ空軍の将官たちを知っていたからです。彼らは私の国防大臣時代からの知り合いでした。

 まず、私はその将官に本の内容の真偽を確かめることに決めました。その将官は挨拶もそこそこに語りだしました。

「本に書かれたことはすべて真実だ」と彼は明言しました。彼が語った中で最も重要だったのは、合衆国の高官と他の恒星系からやってきた宇宙人との会合が行われていたという事実でした。大当たりでした。

 確証を得た私は「UFOは頭上を飛んでいる飛行機と同じくらいリアルだ」と発言することを決めたのです。その結果、G8参加国の大臣級の中で初めてUFOが実在すると発言した人物という不名誉な称号を得ることになったわけです。

Q.アメリカと宇宙人との会合ではどんなことが話し合われたのでしょうか?

ヘリヤー 伝えられているところでは、かなり昔に、アイゼンハワー元帥と宇宙人が会談したとされています。9人の宇宙人は、「もし核兵器を全廃するなら、(彼らの)テクノロジーを提供する」と申し出たそうです。しかし、第二次世界大戦が終わった直後だったため、アイゼンハワーたちはその取引に応じませんでした。その結果、われわれは地球にとってよい取引の機会を逃してしまったのです。

 アメリカ空軍では一種類もしくは2種類の宇宙人が働いていると考えています。私が詳しいのは、そのうちの一種類、トールホワイトという宇宙人です。彼らは非常に人間によく似ており、トロントの通りを歩いていても気づかないくらいでしょう。

 宇宙人には本当にたくさんの種類があります。何種類かは検討もつきません。宇宙を見上げれば、数えきれないほどの星があるのと同じようなものです。

 アメリカ政府の中には、私たちよりも遥かに多くの秘密を知る人たちがいます。彼らは秘密保持を誓わされています。彼らは「ロズウェル事件以降70年間何をしてきたか」「宇宙人技術をどれだけ転用してきたか」をアメリカ国民に正直に語るべきなのです。

Q.なぜアメリカ政府は宇宙人の存在を隠しているのだと思いますか?

ヘリヤー 私が思うに彼らは(宇宙人技術による)技術の進歩を止めたくなかったのでしょう。その技術を用いて、世界を支配し、世界一の大国であり続けたいと願ったのだと思います。そのためには莫大な資金と時間が必要でした。だからこそ、秘密にしているのだと思います。

Q.先ほど宇宙人とアメリカとの間での交渉で「もし、核兵器を廃絶したら」と言っていましたが、宇宙人は核兵器に強い興味を示していると考えますか?

ヘリヤー とても強い関心を持っています。全ての宇宙人が関心を持っているといってよいでしょう。
 1945年以降、宇宙人の来訪が頻繁になった理由の一つは、アメリカによる人類史上初めての原爆投下にあると思われます。宇宙人たちは人類が地球を滅ぼしてしまうことを怖れているのです。

Q.日本に向けてメッセージを一言。

ヘリヤー 敬愛する日本のみなさんに言いたいのは、「我々は一つ」だということです。

 未来は私たちが「新しい現実」を知り、それに適応できるかどうかにかかっています。
「新しい現実」とは多種多様な宇宙人が生きている巨大な宇宙の中に、私たちも生きているという現実のことです。

 私たちは宇宙人について知り、適応し、お互いのために働かなくてはなりません。
多くのことを宇宙人たちから学ぶことができます。医療や農業のような分野において宇宙人たちから多くのことを学ぶことは、人口問題など地球が抱える様々な問題につながるでしょう。

こちらの動画にもポール・ヘリヤー氏のインタビューが出ています。

アメリカが隠し続ける宇宙人・UFO機密に迫る~ロズウェルで何が起こったのか?~【ザ・ファクト異次元ファイル】

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